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2024年7月17日
あのメニューはどうなった?
サン ル スーのメニューは、一年を通して置いている定番があり、季節ものがあり、そしてシェフ金子やスーシェフ香田が作りたくなってメニューに載せているものがあり……そんな感じで構成されています。 いくらお客様から人気があっても、「もう、やめる」と一度言い出すと、一歩も引かないシ...
2024年3月26日
新人君の○ー○ー○○○ギー
サンルスーの新人君のお話です。 スーシェフ香田が以前働いていたお店で、少しの間一緒に働いていた大田、昨年5月から縁あってサンルスーを時々手伝ってくれておりました。11月からは正式にサンルスーのスタッフとして加わり、朝一番に来て毎日の労働に励んでおります。...
2023年12月14日
サンルスー・スーシェフ列伝
久しぶりに嬉しい機会がありました。 サンルスーを卒業してフランスに渡った元スタッフが、4年ぶりに(コロナのためしばらく日本に戻れませんでした)フランス人の素敵なパートナーを連れて一時帰国しました。 サンルスーに現れた元スーシェフ鈴木、一目見たらかつて日本中を震撼させた「教祖...
2023年11月25日
タルトタタン、秘密の変遷
あるさわやかな気持ちのよい朝、1階の店の前の道路を掃いていたら、通りかかった女性に「おはようございます! タルトタタンは始まっていますか?」と話しかけられました。 「おはようございます。もちろん始まってます!」と答えたのですが、ほうきで掃く間、完全に僧の気持ちで「無」になっ...
2023年8月29日
暑い暑いって言うな!
シェフ金子、本名は金子淑光ですが、毎年年末になると金子愚痴光に改名し、私が近くにいる時だけ、グチグチと泣き言を言うのが恒例です。しかしこの異常な暑さから、今年は早くも夏から愚痴光に改名してしまいました。 厨房内で一番暑い位置にいるスーシェフ香田をはじめ、他の厨房スタッフはひ...
2023年8月13日
パリの味、ムール・フリット
食べ歩き、大好きですが、特にパリでの食べ歩きがとても楽しい!(と言っても、他の国、あんまり行ってません) パリでの食べ歩きの中で何が楽しいって、さまざまな外国の料理が食べられること。マグレブだったり、中近東だったり、ベトナムだったり、日本とは違う感覚の中華だったり。そうそう...
2023年8月2日
暑苦しい?新メニューたち
毎日暑いですね。厨房内の暑さも半端ではありません。 シェフ金子も、毎日ヒーフー言いながら「暑い」を連発しています。話しかけてもとりあえず何にでも「あぁ」か「うん」しか言わないので、ちっとも話がかみ合いません。デブを見ると余計暑くなるので、なるべく見ないようにしています。でも...
2023年6月1日
サンルスーのまかない飯
お客様からよく聞かれる質問のひとつに「まかないってどういうものを食べるんですか?」があります。 実際、我々も「お寿司屋さんって、どんなまかないを食べるんだろう?」「中華屋さんは、毎日中華なのかなぁ?」と思うし、とても興味があります。...
2023年4月30日
テリーヌオタクのマスター
シェフ金子、「テリーヌ」が大好きです。作るのも食べるのも、とにかく大好きです。 外食の時、肉系のテリーヌがあると必ず注文します。ここで私はいつも嫌な予感がするわけです。人様の作ったテリーヌを自分なりにいろいろ分析しているようで、普通ならああでもないこうでもないと口に出して言...
2023年2月22日
悪魔のマカロン
スーシェフ香田、「超」がつく凝り性です。一度スイッチが入るともう止まりません。ここのところのスイッチは「マカロン」です。 お持ち帰り用や食後の小菓子としてお出しするマカロン、毎日毎日、次々と違うものを作り出し、あんまり毎日違うものが登場するので、私を含むサービススタッフが全...
2023年1月24日
今年はどんなカンジで?
お久しぶりすぎて、すっかり浦島太郎の気分です。 松の内もとうの昔に明けて、今頃何を寝ぼけたことを言ってるのか、というカンジですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします! 昨年末のおせち仕事には、サンルスー一丸となって完全にキャパシティを超え、全くもってやられました。その余波...
2022年6月11日
ブランマンジェ、そして新メニュー続々
大好きな軽井沢へ買い出し旅行に出かけるのに、絶好の季節になってきました。 軽井沢から少し離れたところに、時々行くお気に入りのコーヒー専門店があります。そこでゆっくりコーヒーを飲むのが、日々セカセカと労働している我々にとって何よりの贅沢です。...
2022年5月30日
原点に戻る
ここ最近、コロナによるいろんな制限が緩和され、人々の生活も少しずつ元の調子に戻りつつありますが、食材等の仕入れの支障はまだまだ残っています。業者さんの体制もかなり変わりました。 「やっと普通に営業できる」と安堵したのはほんの一瞬のことで、コロナに加えて気候変動、原油価格の高...
2022年3月31日
沼津産いろいろ柑橘のジュレ
私の故郷は静岡県沼津市。新鮮な魚で有名な沼津ですが、実は柑橘業も盛んです。私はその「みかん屋」の娘で、三姉妹の次女として生まれ育ちました。我が故郷・沼津市西浦地区は、ほぼすべての家が柑橘業に携わっていて、秋から冬にかけてが繁忙期となります。...
2022年2月20日
練馬野菜と新作のパン
昨年11月に引越しをしたスーシェフ香田、新居は歩いて2秒でもう埼玉県なのだそうで、8km強の道のりを毎日自転車で通勤しています。 冬だというのに、朝出勤後の香田のTシャツの背中は汗でびっしょりです。でもこれが朝のちょうどいい運動なんだそう。シェフ金子「俺だったら足がつるな」...
2022年2月13日
普通のものを、大切に丁寧に
「普通のものをちゃんと作る」。我々がサンルスーをオープンしてから約27年、いちばん大切にしてきたことです。 シェフ金子、「俺は自分が食べておいしいと思うものを作る」と言って、自分の中で「違う」と思うことは一切しません。あまりにも頑固で不器用で、一緒にやっているこっちはたまっ...
2022年2月2日
幸せのプティポ物語
シェフ金子、還暦をすでに数年過ぎ、いい歳をしたオジサンですが、「パフェ」がお好きな模様。パフェを置いている食べ物屋さんに行くと、もれなくご注文。そのときの幸せそうな顔ときたら、私にはあきれることしかできません。 シェフ金子の父は生前、飲食店を営んでいて、ちょっとした宴会など...
2021年10月21日
夜更けのフランス回顧録
深夜、長い一日の労働が終わると「お疲れさん」のお酒を飲むのがサンルスーのならわし。 でも、緊急事態宣言中はなんだか我々もそんな気持ちにはとてもなれず、仕事の後の一杯を飲むこともなく、潔く解散していました。 しかし、今や宣言も解除となり、店でお客様にお酒をお出しできるようにな...
2021年9月20日
厨房から漂う匂い
営業再開に向けて、いろいろ仕込みが始まると「あ、今○○○作ってるんだ」と厨房の外にいて知るのは、意外にもその匂いからです。 「匂いがしないと、ステーキなんてゴムみたい」と、コロナに感染して嗅覚障害が残ってしまった人が言っているのをテレビで観ました。「味はともかく、匂いってそ...
2021年9月7日
バスチーVS○○○?
緊急事態宣言がまたもや延長になりそうですが、シェフ金子「体がなまる」と言って、9月からボチボチと仕込みにかかり始めました。 体が重すぎるので、家ごはんはブランチをやめて、前々から朝食のお決まりだったスムージーに戻し、ここのところ早めに店に出かけるシェフ金子。なんだか私の目を...
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