テイクアウトはじめて物語(その3)

2020年5月25日、緊急事態宣言が解除となり、テイクアウト専門のOBENTOYAサンルスーにも、そろそろ終わりの時が近づいてきました。


5月31日日曜日をテイクアウト営業最終日と告知したところ、盆と正月がいっぺんに、というべきか、いや、ノエルが束になってやってきたようなご注文の数! おかげさまで、テイクアウトでは考えられないくらいの売り上げを記録したのです。



最終日前日、次々といただくご注文のお電話に、スーシェフ香田が一言。

「一度、限界までやってみたいですね!」

その心意気が頼もしく、「じゃ、限界までやってみようか!」と発言しようとしたその瞬間、「俺はもう限界だ」とシェフ金子。


代表取締役の鶴の一声(?)で、テイクアウトメニューは、そのまま売り切れになってしまったのでした。お断りしてしまったお客様には、本当に申し訳なかったと思っています。


当初「サンルスーのテイクアウトなんて誰も買わない」と最後まで反対していた私でしたが、蓋を開けてみれば、日々、お客様の温かさをしみじみと感じることになりました。そのことを感じながらの仕事は本当に楽しく、心からありがたいと感謝する毎日でした。


そして5月31日、店の誰もが満ち足りた気持ちで、OBENTOYAサンルスーを閉店することになりました。

ところが、物語はまだ終わってはいなかったのでした…。

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