縁起担ぎの当たり棒

暑かった今年の夏、サンルスーでものすごく流行った、というか、ハマってしまったものがあります。


それは、世にも有名な「ガリガリ君」。シェフ金子も私もその存在は知っていましたが、お子さんの食べるものという認識で、一度も食べたことがありませんでした。


あるとき、仕込み中にひょんなことからガリガリ君の話題になり、こういうのにやたらと詳しいスーシェフ香田をはじめ、スタッフたちが皆ガリガリ君経験者であり、あれがおいしいだのこれは季節限定だの、大の大人にもガリガリ君好きが多いことを初めて知りました。


そして、当たりが出るともう1本もらえるとのこと。翌日、買い出しに行ったシェフ金子、買ってきました、ガリガリ君! そして「当たるまで食べ続ける!」と言い出しました。


食べてみると、さっぱりとしていてなんともおいしい! 暑気払いに最適です。それから猛暑日にはほぼガリガリ君を買っては食べていたのですが、一向に当たりが出ません。


ちっとも当たらないのでアルバイトスタッフに調べてもらったところ、当選確率は約3%、32本に1本なのだそうです。軽く150本は越えているのに、当たる気配は全くなし。


それでも食べ続け、挙句に「なんかおかしい。文句言ってやる!」とか言い出すシェフ金子。いい歳して本当にそんなことしたら、とんでもないクレーマーです。


そして苦節3ヶ月、10月2日(日)の仕込み中のこと。「おっ! 当たった!」と叫ぶ声が。


「おぉ〜!」と周囲の感動のどよめき、すかさず「おめでとうございます! ではシェフ、お写真を一枚!」と写真を撮るスーシェフ香田。別になんの努力もしていないのに、すごい賛辞です。


「これでおせち作りにも運気が上がってきました!」


ガリガリ君とおせちにどういう関連があるのか、全くわかりません。でも不思議なもので、ガリガリ君の当たりが出た途端に、秋を通り越して真冬のような寒さ。ものすごいタイミングです。


そういえば、9月の夏休みに行った能登半島のちょっと怪しげなパワースポットに、持ち帰っていいという白いパワーストーンがありました。もしかして、「高い入場料を払ったから」という身勝手な理由で、シェフ金子が大人げなく両手にたっぷり持って帰ってきちゃった、この白い石のおかげなのか……。


熟慮の末、ガリガリ君の当たり棒は交換せずに、サンルスーの「お守り」として、パワーストーンとともに棚に飾ることになりました。


シェフ金子、ウォーキングは1ヶ月ちょっとで挫折しましたが、ガリガリ君は当たりが出るまで辛抱強く粘りました。よくわからないけど、これで「おせち作り」もいいカンジで取り組めそうです。


というわけで、かなりくだらないお話なんですが、最近のサンルスー、無理やり縁起を担いで、ものすごく真剣です!

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