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プロフィール
登録日: 2020年6月10日
記事 (112)
2026年7月14日 ∙ 3 分
我が青春のマイケル
6月のある日、話題の映画『マイケル』を観てきました。 閉鎖的な田舎で生まれ育った私にとって、進学のためにやって来た東京は、あまりにも自由で、解放的で、刺激的な場所でした。同じく進学のために上京した高校時代の親友たちと、土曜日の夜は毎週のように渋谷の「ディスコ」に行ったものです(ディスコ……今となっては死語のような言葉ですが、とても懐かしいです)。 目的は、ナンパ(これも死語か?)とかダンスとか、そんな色気のあるものではなく、女性は1500円で、食べ飲み放題でゴハンが食べられることでした。本当に若かりし頃から花より団子、まっしぐらです。初めて知るカクテル、ワインクーラーやカルーアミルク、ソルティドッグなどを飲みながら、すっかり大人の仲間入りをした気分になったものでした。 そのディスコで、マイケル・ジャクソンの「Beat It」や「Billie Jean」がかかると、店内には尋常ではない歓声が沸き起こり、それはそれは盛り上がったものでした。あの異常なほどの活気は、今でも鮮明に覚えています。流行に疎い私は、このディスコでマイケル・ジャクソンの存在を知ったような気がします。...
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2026年6月14日 ∙ 3 分
32年目も、通ってくださる店に
「キツいのは皆同じだよ」 いつも「どうしよう?」と困り果てている私に、他人事みたいな呑気な言葉が、シェフ金子から返ってきます。 今や日本中、いえ、世界中のすべての人に関わっていることですが、ありとあらゆるものの値上がりがあまりにも凄まじい。本当にこれまで経験したことのない事態に陥っています。もしかしたらコロナ禍より精神的にキツいような気がしています。 店を30年以上やってきて、「売り上げがこれくらいだから、支払いはだいたいこれくらい」という感覚が身についていましたが、請求書を見て「何これ!何か間違ってるんじゃないの?」と驚愕する日々です。 さらに最近の中東情勢の問題から、ますます値上がりに拍車がかかる上に、今まで当たり前に使ってきたものが、当たり前のことのように手に入らなくなったり、何週間も入荷待ちになったり、ということが日常化してきました。 「こんなご時世に、お客様に申し訳ないなぁ」という思いから、なかなか踏み切れずにいましたが、もう、にっちもさっちもいかず、サン ル スーはこの5月に、価格を改定させていただきました。でも、それを遥かに上回る値上がりが襲いかかっていて、今なお、...
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2026年5月14日 ∙ 3 分
貴重な伝統デザート、クレープ・シュゼット
クレープ・シュゼット。あまりにも有名なデザートです。 遥か昔、我々がまだ20代の頃、銀座のデザート専門店で、客席で仕上げてくれるクレープ・シュゼットをうっとりと眺めながら「東京ってなんてかっこいいんだろう!」と感動したことを覚えています。 でも、その時は店内でクレープ・シュゼットを注文したのは我々だけだったので、他のお客様の注目を浴びることとなり、恥ずかしくてたまらず、はっきり言って味など全く分かりませんでした。 今から4年ほど前、スーシェフ香田が「ぜひデザートメニューに加えたい」と言い出しました。しかしですよ、その場で火を使って作るデザートは、注文が立て込んでいる時の小さな厨房で、ましてや一人何役もこなさなければならないサン ル スーにとっては、かなりハードルが高いと思われました。 「火もの(火を使う調理)」だけど大丈夫?」と心配でしたが、「全然大丈夫です!」と自信満々のスーシェフ香田。「ま、とりあえずやってみて、大変だったらやめればいいじゃん」と、こんな無責任なことを言うのはシェフ金子しかいません。悩みがなさそうで本当に羨ましいです。 というわけで、クレープ・シュゼットはサン...
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