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11 分前
ポトフはいかが?
もう十数年も前、たまたま気まぐれにポトフをメニューに載せたら、風邪気味だったお客様が、「サン ル スーのポトフを食べて風邪が吹き飛んだ」とおっしゃったとのこと。 それを聞いた別のお客様が「おたくのポトフは風邪が治るんだって?」と、ポトフを食べにいらっしゃいました。その時、「...


2月11日
冬のキャンプ部
2025年が始まり、1月なんてとっくに過ぎ、はや2月になってしまいました。節分だって終わっちゃいました。 昨年末の自らを振り返ると、完全にキャパオーバーの仕事量ゆえか、怖くなるくらい記憶がなく、そんな自分がよけい怖くなってきます。...


2024年11月17日
還暦祝いブーム
私、絶対に自らの人生に関わって欲しくないと思っている言葉があります。 それは「還暦」です。全く納得できないけれど、私、今年、還暦を迎えてしまいました。「老人」というレッテルを貼られた気分です。 今年に入ってからやたらと「ライフプランナー」と称する人から電話がかかってきたり、...


2024年10月21日
秋の食い倒れ旅〈酒飲みの聖地編〉
今回の四国旅行の最大の目的は「酒飲みの聖地、高知で飲んだくれる!」ということです。我々、朝飲み、昼飲みに、ことのほか憧れがあるのです。 私が「旅の師匠」と信頼している人が何人かいます。その師匠たちの話を総合すると、高知市を訪れたら「ひろめ市場」と「日曜市」は外せない、という...


2024年10月5日
秋の食い倒れ旅〈うどん県再訪編〉
私事で大変恐縮ではございますが、私、この世の食べ物の中で「うどん」がいちばんの好物です。 子供の頃、祖母が打ってくれたゴツゴツした手打ちうどん、私の故郷では干ししいたけと油揚げの入ったつけ汁につけて食べるのがお決まりで、子供心にうどんの日は「今日はごちそうだ!」と大喜びした...


2024年9月27日
秋の食い倒れ旅〈大阪・明石・鳴戸編〉
我々の遅い夏休み初日、我が街、西荻窪から車で移動すること6時間。「四国に行くまで、取りあえずのワンクッション」と前期高齢者のドライバー、シェフ金子の一言で、やって来たのは天下の台所、食い倒れの街、大阪です。 大阪と言えばたこ焼き、お好み焼き、うどん、串カツなど「粉もん」を中...


2024年8月31日
Discover Japan
9月! いよいよ我々にとって大切なバカンス、と言うには余りにもささやかな夏休みが始まります。 私からすると全く迷惑極まりないことなのですが、ある時から突然シェフ金子が「飛行機恐怖性」になってしまいました。 最後に行ったフランス旅行の帰りでのこと。機内で私が缶ビールのフタを勢...


2024年8月7日
モロッコふう生のミントティー
信じたくないけれど、今年の夏の暑さは、去年に匹敵するかそれ以上だとか? 実際、毎日暑いです。これからは夏はこの暑さを「普通」と思わないといけないのだろうか? 誠に辛いですね。 去年の夏、シェフ金子の「暑い、暑い、ヒーヒー」攻撃に本当に懲りたので(詳しくはこちら「暑い暑いって...


2024年7月17日
あのメニューはどうなった?
サン ル スーのメニューは、一年を通して置いている定番があり、季節ものがあり、そしてシェフ金子やスーシェフ香田が作りたくなってメニューに載せているものがあり……そんな感じで構成されています。 いくらお客様から人気があっても、「もう、やめる」と一度言い出すと、一歩も引かないシ...


2024年6月16日
29年の葛藤と財産
6月18日、サン ル スーは開店29周年を迎え、30年目に突入することになりました。一言で言って、29年なんてあっという間です。 果たして、29年前に比べて我々は成長しているのか? 確実に言えることがひとつだけあります。体だけは間違いなく、横に成長いたしました! 目下、この...


2024年5月27日
大人の味のクレームブリュレ
我々がフランスへ修業の旅に出掛けたのは、思い起こせば30年以上も前のこと。気持ちだけはあの頃と変わっていないのに、いたずらに月日はたっぷりと流れてしまいました。 記憶力だけは自信のある私です。当時、フランスで「甘草」(日本では「リコリス」とい...


2024年5月13日
宝物のガスバーナー
大切な友人を亡くしました。 Iさんは私の親友のご主人で、偶然にも、シェフ金子と同い年。仕事も環境も全く違うので、なかなか合わない予定をやりくりして、お気に入りのアルザス料理屋さんで、年に数回食事をするのが、とても大切な時間でした。...


2024年4月27日
〇〇〇〇が止まらないけれど
おかげさまで、日々すベてにおける値上がりを享受しております(…と、もう完全に開き直っております)。 あまりにも昔すぎて(よく考えてみるともう40年くらい前かも…)うろ覚えなのですが、学生時代の西洋史の授業で、ロシア史が専門の教授の講義に、こんな内容がありました。...


2024年3月26日
新人君の○ー○ー○○○ギー
サンルスーの新人君のお話です。 スーシェフ香田が以前働いていたお店で、少しの間一緒に働いていた大田、昨年5月から縁あってサンルスーを時々手伝ってくれておりました。11月からは正式にサンルスーのスタッフとして加わり、朝一番に来て毎日の労働に励んでおります。...


2024年3月3日
101本目の告白
私、恥ずかしながら超アナログ人間です。それじゃいけないことは重々わかっていながら、デジタルの世界に全然ついていけません。 サンルスーのインスタグラムなんてあんまり見方がわからず、「何故今日は、新顔メニューのご注文がこんなに多いんだろう?」と思っていると、サンルスーのSNS担...


2024年2月19日
100本目のごあいさつ
ひょんなことからこのブログを始め、なんとか今日まで続けてこられました。 もうずいぶん前のことのように感じますが、店の在り方が一変した2020年春。30年近く店を営んできた中でも、かつて経験したことのないことに次々に遭遇しました。世の中っていとも簡単に、こんなに変わってしまう...


2024年1月20日
今年一年頑張ろう
2024年が始まりました。今さら寝言のようではありますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします! 恒例のことですが、昨年末も山積みの仕事に押しつぶされそうになりながら、どうにもならないことばかり考えておりました。 「なぜ、イエス様は12月25日にお生まれになったとされている...


2023年12月14日
サンルスー・スーシェフ列伝
久しぶりに嬉しい機会がありました。 サンルスーを卒業してフランスに渡った元スタッフが、4年ぶりに(コロナのためしばらく日本に戻れませんでした)フランス人の素敵なパートナーを連れて一時帰国しました。 サンルスーに現れた元スーシェフ鈴木、一目見たらかつて日本中を震撼させた「教祖...


2023年11月25日
タルトタタン、秘密の変遷
あるさわやかな気持ちのよい朝、1階の店の前の道路を掃いていたら、通りかかった女性に「おはようございます! タルトタタンは始まっていますか?」と話しかけられました。 「おはようございます。もちろん始まってます!」と答えたのですが、ほうきで掃く間、完全に僧の気持ちで「無」になっ...


2023年11月9日
ゆったり、たっぷり、栗のプティポ
サンルスーで、デザートの王様として君臨するのが「栗のプティポ」です。 「もう始まりましたか?」とお客様のお問い合わせが最も多い、そしてご予約時「キープ」のご指定の最も多い、年間を通しての一番人気のデザートです。 もう20年近くも前のこと、あるお客様が、このプティポをたいそう...
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