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気まぐれマカロン

サンルスーの食後のお茶には2種類の小菓子がつきます。その1つがマカロンです。



このマカロンの評判が大変よろしく、お1人様1個ずつなのに「おかわり」を要求されるお客様や「お留守番している娘に」とおみやげをご所望になるお客様までいらっしゃる始末。



マカロンは、スーシェフ香田の十八番です。サンルスーがしばらくテイクアウトに専念することになると早速「マカロンを販売したい」と香田。そう言ってくるだろうとおおよそ予想はついていたので、何の異論もなく販売開始です。



凝り出したら止まらない性分のスーシェフ香田は、次々と新作を作り出し、ダイエット中だと大騒ぎしているシェフ金子や私にも味見を強要してきます。でも、もらったのは1個なのについつい勢いづいて、2個3個と食べてしまう我々。全く困ったマカロンです。



マカロンと言えば、フランスの修業時代に行った、マカロンで有名なパリのあるサロン・ド・テで、フランス人マダム達が巨大なマカロンをおいしそうに食べていましたっけ。その大きさははっきり言って、マカロンというより「ナボナ」。マカロンの魅力を理解できなかったその頃の私は、「フランス人ってつまんないものをおいしそうに食べる人種だな」と思ったものです。(念のためですが、もちろん、ナボナは魅力あるおいしいお菓子です!)



さて、時々店を手伝ってくれる身内の若い女子2人は、スーシェフ香田が作るマカロンの大ファン。「香田くんのマカロンが一番おいしい!」と言っては、気前のいい香田からお裾分けをもらうちゃっかり者です。



「絶対売れる! 私、西荻の駅前で売る!」「じゃ、私はパークシティの入り口で売る!」すばらしい発想です。でも西荻の駅前でパークシティの入り口で、マカロン売り娘の姿はいまだに見たことがありません。マカロンはどうぞサンルスーでお求めください!

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