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テむクアりトはじめお物語その

店内営業を再開した2020幎6月。それず同時に、倚少の心残りずちょっずした正矩感で、芏暡は小さくしながらもテむクアりト営業も再開するこずになったのですが、これがたた、ずおもずおも倧倉なこずだず、始めおみおすぐ気づくこずになりたした。


店内営業ずテむクアりト営業は䌌お非なるもので、党くの別物だったのです。



店内営業は、アミュヌズブヌシュからデザヌトたで、お客様に合わせお䜜りたおをお出しする。䞀方テむクアりトは、䜜っおおいたものをお枡ししおある皋床の時間を経お召し䞊がっおいただく。


぀たり、材料の遞び方から仕蟌みの段取り、調理法も倚くは違っおくるのです。慣れない䜜業に戞惑いながら、党く別の仕事を同時進行するこずになりたした。しばらくはろくにたかないの時間や䌑憩時間も取れず、「二足のわらじ」はそんなに甘くなかった、のでした。


それでも、コロナを取り巻く䞖の䞭を芋おいるず、やはり今、これが我々にできるこず。「たたこのテむクアりト営業の経隓がきっず圹に立぀時が来る」ず自分たちに蚀い聞かせたす。


小さな䜓で2階にあるサンルスヌの急な階段を䞀生懞呜昇っお、テむクアりトを取りに来おくれるおちびちゃん。その姿に癒されながら「蟛くお倧倉だけど、お姉さん私のこず頑匵る」ず勝手に自らを錓舞する私。


すれ違うたびにフヌフヌ蚀っお倧倉さをアピヌルするシェフ金子に気づかぬふりをし、凝り出したら止たらないスヌシェフ銙田お手補の「キムチ・酢玉ねぎ・ペヌグルト」の3点セットを毎日食べお腞内環境を敎え、ずにかく皆で䜓調を䞇党にしお臚みたした。


気づけばあっずいう間に倏が過ぎ、秋が来お、冬になりたした。こうしお我々は、これたでになかった、忘れられない恐怖の幎末を迎えるこずになるのです。

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