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ビストロ サン ル スーの始まり(後編)
1995年6月18日、我々はサン ル スーをオープンしました。 当時はバブル崩壊後で日本に元気がない時代。我々は一文無しどころか、マイナスの借金だらけの身です。そして当時、中央線の新宿から西は「フレンチの不毛地帯」と言われていました。...
2022年6月29日


ビストロ サン ル スーの始まり(前編)
1990年代初めに修業先のフランスから帰ってきたシェフ金子が最初にしたことは、お世話になった同業の方や知り合いへの挨拶回りでした。 するとほとんどの方から異口同音に「あれ! 金子さん、まだフレンチやってたの?」「金子くん、フレンチ、全然ダメだね〜」などと言われたものでした。...
2022年6月18日


ブランマンジェ、そして新メニュー続々
大好きな軽井沢へ買い出し旅行に出かけるのに、絶好の季節になってきました。 軽井沢から少し離れたところに、時々行くお気に入りのコーヒー専門店があります。そこでゆっくりコーヒーを飲むのが、日々セカセカと労働している我々にとって何よりの贅沢です。...
2022年6月11日


原点に戻る
ここ最近、コロナによるいろんな制限が緩和され、人々の生活も少しずつ元の調子に戻りつつありますが、食材等の仕入れの支障はまだまだ残っています。業者さんの体制もかなり変わりました。 「やっと普通に営業できる」と安堵したのはほんの一瞬のことで、コロナに加えて気候変動、原油価格の高...
2022年5月30日


5月のテラスで
我々にとって気忙しくもありがたいゴールデンウィーク(営業制限なしは3年ぶりです!)が終わり、幾分気持ちに余裕が出てくる今の時期。今年は何となく雨の日が多いように感じますが、5月は大好きな季節です。 カラッと晴れたすがすがしい気候の5月になると、毎年必ずシェフ金子が発する言葉...
2022年5月21日


このアイスクリームだけは
サンルスーには、オープン当初からずっと存在し続ける不動の定番メニューがいくつかあります。その1つが「フランジェリコ風味の牛乳のアイスクリーム」。実はこれ、地味にファンの多いアイスクリームで、普段はスイーツを召し上がらないいわゆる酒呑みのお客様も、好んでご注文くださるデザート...
2022年5月10日


俺の還暦祝い
シェフ金子、車が大好きです。これは世代的なものかもしれませんが、シェフ金子が経てきた時代は、車を持つのがステイタスみたいなところがありました。最近の堅実な若者の車離れを思うと、ちょっと考えられません。 1990年代初め、フランスへ修業の旅に出たとき、働いていた2つ星のレスト...
2022年4月30日


ドミニクのナヴァラン・ダニョー
1990年代初め、フランスに修業の旅に出た我々。ロワール地方のとんでもない田舎にあるシャトーレストランで一時期働いていました。 スタッフのほとんどは地元の人で、日本人は見るのも話すのも、ましてや一緒に働くのも、おそらく初めての人ばかりだったと思われます。...
2022年4月16日


パリのビストロで
もう15年以上前のことになりますが、高級店が立ち並ぶパリ1区に、とても大衆的な大好きなビストロがありました(どうやら今は閉店してしまったようです)。観光客はほとんど来ない、地元のパリっ子たちに愛されているお店で、ボージョレワインに特化したワイン食堂という感じでした。...
2022年4月10日


沼津産いろいろ柑橘のジュレ
私の故郷は静岡県沼津市。新鮮な魚で有名な沼津ですが、実は柑橘業も盛んです。私はその「みかん屋」の娘で、三姉妹の次女として生まれ育ちました。我が故郷・沼津市西浦地区は、ほぼすべての家が柑橘業に携わっていて、秋から冬にかけてが繁忙期となります。...
2022年3月31日


屋上ガーデン顛末記
コロナ禍でおうち時間が長くなり、家庭菜園を始めた人が本当に増えたとか。サンルスーも例にもれず、です。 最初はサンルスーの屋上でハーブをちんまりと育てていました。しかしこの屋上、ものすごく陽当たりが良く、すくすくと元気に育ってくれます。さらに、採れたてのおいしさ、香りの強さに...
2022年3月22日


15時オープンとお客様
2020年6月から、15時開店となったサンルスー。根っからのアナログ人間の私は「認識してもらって定着するまでには時間がかかるだろうな」と呑気に構えていたのですが、どうやら世の中はIT時代。ウェブサイトやSNSで告知をご覧くださったお客様が早速、15時16時といういわゆる中途...
2022年3月12日


15時オープンのお手本は
最初の緊急事態宣言後の2020年6月から、サンルスーは営業の形を変えました。 世界中の人が何らかの形で影響を受けたのと同様、コロナ禍で我々の仕事も一変してしまいました。一つだけはっきりわかったことは、「売り上げが確実に落ちる」という、商売人にとって衝撃的な事態です。...
2022年3月5日


練馬野菜と新作のパン
昨年11月に引越しをしたスーシェフ香田、新居は歩いて2秒でもう埼玉県なのだそうで、8km強の道のりを毎日自転車で通勤しています。 冬だというのに、朝出勤後の香田のTシャツの背中は汗でびっしょりです。でもこれが朝のちょうどいい運動なんだそう。シェフ金子「俺だったら足がつるな」...
2022年2月20日


普通のものを、大切に丁寧に
「普通のものをちゃんと作る」。我々がサンルスーをオープンしてから約27年、いちばん大切にしてきたことです。 シェフ金子、「俺は自分が食べておいしいと思うものを作る」と言って、自分の中で「違う」と思うことは一切しません。あまりにも頑固で不器用で、一緒にやっているこっちはたまっ...
2022年2月13日


幸せのプティポ物語
シェフ金子、還暦をすでに数年過ぎ、いい歳をしたオジサンですが、「パフェ」がお好きな模様。パフェを置いている食べ物屋さんに行くと、もれなくご注文。そのときの幸せそうな顔ときたら、私にはあきれることしかできません。 シェフ金子の父は生前、飲食店を営んでいて、ちょっとした宴会など...
2022年2月2日


冬のソロキャンプ
シェフ金子とスーシェフ香田にとって、年末の大仕事を乗り越えられたのは「年が明けて落ち着いたらキャンプに行く!」という目標を持っていたからのようです。 スーシェフ香田に言わせると、「キャンプはやっぱり冬ですよ!」どう考えてもこう言って欲しそうな空気だったので「冬のキャンプのど...
2022年1月22日


2022年の誓い
やっと、長い長いトンネルから抜け出すことができました。 サン ル スーにとって「年末のおせちづくり」は、とてつもない超難関の大仕事で、その大変さとプレッシャーに、「もう、今年で終わりにしよう」と毎年、心の中で決心するのです。...
2022年1月10日


師走、いつもの風景
サンルスーにとって、一年で最も緊張する季節に突入しました。 緊急事態宣言の解除により、昨年末とは違って営業の制約もなくなり、ありがたいことにたくさんのお客様にご来店いただいています。 これから大事なノエル(クリスマス特別コースでの営業)も控えています。毎度のことながら、まだ...
2021年12月12日


日本のロワール、軽井沢
我々は軽井沢が大好き。コロナ前までは、真夏と真冬を除いてほぼ月2回、軽井沢を訪れていました。 この地に足繁く通う一番の目的は、「軽井沢野菜」の買い出しです。自然豊かな長野県には、いたるところに野菜の直売所があり、新鮮で安くて種類豊富な野菜たちを見ていると「やる気が出てくる」...
2021年11月20日
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