北陸、食べまくり充電の旅

サンルスーの夏休みは毎年9月。1年で最も楽しみにしているこの休暇に、どこに行こうかあれこれ考えるのは、コロナのため3年ぶりでもあり、本当に楽しいものです。もしかしたら旅行そのものより、ああでもないこうでもないと計画している時が一番楽しいのかもしれません。


早々に沖縄旅行を決めたスーシェフ香田が、讃岐に行けだの九州に行けだのとちょっかいを出すので、ひたすら焦る我々。迷いに迷った末、今年は金沢を中心とする北陸の旅に決定しました。旅の目的は、〈朝〉回転寿司と金沢おでん、そしてずっと憧れていた富山の居酒屋さん巡りです。



まずは富山の居酒屋さん。地方色満載のお料理に感動し、唸りながら食べていてふと気づくと、いつの間にか店主の親爺さんが、カウンターに座る我々の隣にちょこんと座っていて、富山の魚や水がいかに豊かで素晴らしいか、誇らしげに色々聞かせてくれました。とてもいい話でした。


ほどなくして満席になった店内の忙しさから、親切でしっかり者のおかみさんに定位置(厨房の中)に引きずり戻されていました。可愛い親爺さんのこういうお国自慢、好きで好きでたまりません。


5年前、富山・金沢旅行に行った時に、回転寿司のクオリティの高さに脱帽し、すっかり北陸の回転寿司の虜になってしまいました。朝から回転寿司を食べられるお店を見つけ、朝活大好き人間の私は「えーっ? 朝から回転寿司ー?」と尻込みするシェフ金子をなんとかなだめすかし、無理やり〈朝〉回転寿司へ。



オープンの7時より少し早く着いてしまい、お店に一番に入ると、いい歳してあたかも張り切っていると見透かされるのが恥ずかしく、誰かが入店するのをちょっと離れた柱の陰で見届け。3番手に入店しました。我々のことなんて誰も関心ないのに、いらぬ労力です。


朝から回転寿司を食べたシェフ金子、あんなに嫌がっていたくせに「これからは回転寿司は朝に限る!」とすっかりファンになってしまいました。


さて、5年ぶりの〈朝〉回転寿司。朝からお酒もしこたま飲んで、地物の魚もふんだんにいただいて、やっぱり最高です! 



その後、酔っぱらったために全く観光もせず、ホテルでたっぷりとお昼寝をして(この休暇で1年分の寝不足をチャラにします)、夜はやはり「金沢おでん」です。おだしが上品で、独特の食材の使い方のセンスにももんどりを打つほど、もう、感動するしかありません。普段はあまり飲むことのない日本酒が思わず進みます。


我々の旅はいつも「食べること」中心で、観光はそっちのけ。でも今年は、コロナ禍を経験して自分たちの時間の大切さを考えさせられたこともあり、夏休みを長めに取ったので、いつもより時間があります。せっかくだからと、どこへ行くにも自らの愛車で行くシェフ金子の車で、能登半島をぐるりと回ってみました。


福島県いわき市、静岡県沼津市で、それぞれ毎日太平洋の海を見て大きくなった我々。馴染みのない日本海の絶景に、言葉を失うほど感動しました。



バイクでツーリングする人の多さに驚く私に「やっぱり俺たちバイク好きからすると、能登半島って最高なんだよ!」

俺たち? シェフ金子がバイク好きだったなんて、生まれて初めて知りました。


とにかく1週間、食べまくる旅でした。それぞれの地に誇りを持って仕事をしていらっしゃる食べ物屋さん(金沢のビストロ、七尾のお蕎麦やさん、輪島のイタリアンなどなど)にたっぷり刺激をいただき、旅の締めは長野県の鹿教湯温泉の大好きな宿で癒され、帰京しました。



さて、これから勝負の年末に向かってまっしぐら……頑張らなくっちゃ!です。でも正直、食べ過ぎで体が重くて、そしてすっかり胃袋が大きくなってしまい、お腹が空いて仕方がありません。

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